「愛の挨拶」のチェロ四重奏多重録音
- megumatsu009

- 2月12日
- 読了時間: 2分
バレンタインデー直前ということで、エルガー作曲「愛の挨拶」のチェロ四重奏多重録音を思い立ち、急遽、採録・編集してもらいました。
エルガーといえば「威風堂々」第1番で有名な作曲家。その中間部の壮麗で高揚感をもたらす旋律は「希望と栄光の国」と後から名付けられ、イギリスでは「第2の国歌」といわれるほど愛されています。
今回の「愛の挨拶」はたぶん、その次くらいに有名な曲ではないでしょうか。「威風堂々」とは趣がまったく異なり、優しく繊細なメロディーが印象的ですね。
実はこの曲はエルガーが30歳くらいの時に、8歳年上のキャロライン・アリス・ロバーツという女性に婚約記念として贈った曲だそうです。ちなみに彼女は詩人・作家アリスとしても知られていて、アリスからエルガーに対しては自作の詩が贈られています。名家出身のアリスは当時まだ無名の作曲家だったエルガーとの結婚を周囲から反対されていて、それを押し切っての結婚式は参列客数名のささやかなものでした。エルガーが作曲家として開花したのは結婚後10年くらいしてからですが、アリスはそれまでも、そしてそれ以後、文字通り死が二人を分つまでもエルガーの精神的な支えとして、さらにビジネスパートナーとしても献身的に尽くしたということです。
というわけで、バレンタインデーにふさわしい愛の物語を背景に、改めて「愛の挨拶」を聴いていただけたら嬉しいです。
下の動画は、最近公開したバッハの「目覚めよと呼ぶ声あり」チェロ四重奏多重録音です。
こちらの解説は動画の中に字幕として入れていますので、よろしければ合わせてご覧ください。


コメント