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「ジムノペディ」のチェロ四重奏多重録音

  • 執筆者の写真: megumatsu009
    megumatsu009
  • 9月22日
  • 読了時間: 2分

ジムノペディのチェロ四重奏多重録音
ジムノペディのチェロ四重奏多重録音


「ジムノペディ」のチェロ四重奏多重録音に挑戦しました。この不思議なタイトルは知らなくても、どこかで耳にしたことのある音楽と感じられる方が多いのではないでしょうか。 フランスの作曲家エリック・サティが1888年に作曲したピアノ曲で、もとは3曲で構成されていますが、この1番がとくによく知られています。 サティはほぼ同時代のドビュッシーやラヴェルに比べれば知名度が高いとはいえませんが、むしろこの2人に影響を与えたくらい新しい感覚をもっていた作曲家でした。 コクトーやピカソ、後にはマルセル・デュシャンやマン・レイといった20世紀の前衛芸術家とも交流があったそうで、なるほど「音楽界の異端児」と呼ばれるだけのことはあったのだろうと想像されます。 1920年に「家具の音楽」という作品を作り、また自分の作品全般をそう呼ぶようになります。家具の音楽というのは家具のようにそこにある、特に意識されない、邪魔にならない音楽ということだそうで、これは現在のBGM、環境音楽の源流といえるようです。 ジムノペディもヒーリング効果が期待されるほど穏やかな調べですが、少しミステリアスな雰囲気も魅力的だと思います。 チェロの音色は夜、眠る前に聴くのにとても良い、と言ってくださった方がいて、その方が心落ち着く音楽を、ということも意識しながら弾いてみました。 ジムノペディ第1番には最初に「ゆっくりと苦しみをもって」という指示があるので、本当はもっとゆったりしたテンポで重めに弾くのが正しいのかもしれませんが、 眠る前のヒーリング音楽というだけでなく、カフェなどで流れるBGMの雰囲気も欲しかったので、少し速め、軽めに演奏してみました。(文責:松本恵)


 
 
 

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