「イパネマの娘」のチェロ四重奏多重録音
- megumatsu009
- 5 日前
- 読了時間: 2分
更新日:7 時間前
「ボサノバのリズム、うまくのれるかな〜?」と、若干及び腰で挑戦してみた今回の録音。
「イパネマの娘」はどなたでも間違いなく耳にしたことがあるでしょう、ボサノバの代名詞ともいえる名曲です。
そもそもボサノバって何?
僕にはそれを語る知識はなく、調べ始めるととりとめがつかなくなってしまいます。
でもブラジルのサンバから派生した、しかしにぎやかなダンス音楽のサンバとはかけ離れてくつろいだイメージの、洗練された音楽ってことで間違いないでしょうか。
「イパネマの娘」はブラジルでも無論ヒットしましたが、世界的にボサノバ・ブームを巻き起こしたのは、米国でのレコーディングがきっかけでした。 曲誕生にまつわり実在の美少女エロイーザの話とか(曲が書かれた当時19歳くらいだったはずなので、少女というのも何ですが)、エロイーザのその後の成功譚とか、「イパネマの娘」はゴシップ的なエピソードに事欠かないようです。 さらに米国でのレコーディングに関してもちょっと調べると興味深いエピソードに満ちていますが、とにかく1964年にヴァーブ・レコードから発売された『ゲッツ / ジルベルト』というアルバムによって、収録曲の「イパネマの娘」はポピュラー音楽史に残る名曲として知られるようになります。 ちなみにゲッツはジャズ・サックス奏者のスタン・ゲッツ、ジルベルトはボサノバ・ギタリストで歌手のジョアン・ジルベルトのこと。作曲者のアントニオ・カルロス・ジョビンもピアノで参加しています。 この『ゲッツ / ジルベルト』のCDが、実は昔からうちにありました。 両親がクラシック畑ながらジャズ、ロック、ラテンまでポピュラー音楽も広く浅く聴くタイプで、そういえばボサノバも日曜日の朝なんかによく流れていたと思います。 意識したことはありませんでしたが、何となくボサノバのノリには親しんでいたのかもしれません。 というわけで、今回の収録はかなり楽しく、自分としては順調にいきました。 チェロ四重奏多重録音はタイミング合わせが難しいとか、毎回のように言い訳がましいことを書いていますが、この編曲ではチェロ3とチェロ4がボサノバ的なリズムを刻み、チェロ1がわりと自由にメロディーを奏でられるようになっています。 プロのボサノバ奏者の方が聴かれたら全然ダメと思われるかもしれませんが、初めてのボサノバ、けっこう肩の力が抜けて弾けたと思います。 そんな楽しい雰囲気を、映像からも感じていただければ嬉しいです。
コメント