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「朧月夜」のチェロ多重録音

  • 執筆者の写真: megumatsu009
    megumatsu009
  • 4月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月23日




朧月夜のチェロ多重録音(宅録)
「朧月夜 」のチェロ多重録音(宅録)

チェロ多重録音6回目は、高野辰之 作詞・岡野貞一 作曲の「朧月夜」です。


「早春賦」同様、これも昔祖母が口ずさんでいた曲で、この時期になるとよく思い出します。 「早春賦」、「朧月夜」ともに、編曲は石島 栄一さん。とても素敵な編曲で、楽しく気持ち良く弾けます。 こちらから購入しました。


さて、チェロ多重録音シリーズを公開し始めてから、「どうやっているの?」という質問を時々いただきます。手順については「多重録音ウラ話 その1」でお伝えしましたが

今回は機材や収録・編集ソフトについてご紹介します。ご興味のある方のご参考になればと思います。


AKG Lyra-Y3(USBマイクロホン)とチェロ
AKG Lyra-Y3(USBマイクロホン)とチェロ

マイクはAKGのLyra-Y3(USBマイクロホン)を使っています。

商品の広告を見るとアコースティックギターやボーカルでの利用を想定した商品のようですが、価格がお手頃なのと(購入時1万円弱?)、特別にマイクのための電源が必要なく、ヘッドホンとパソコンにそのままつなげてすぐに収録できるお手軽さが魅力です。

(高いマイクと違って湿度管理などがラフでOKなのも助かります)

プロ仕様のマイクには足元にも及びませんが、iPhoneやデジカメのマイクと聴き比べると断然良いです。

 

楽器との距離は毎回きちんと測っているわけではないですが、チェロの弦の部分からだいたい80-100cmくらいになるよう、椅子の上に設置して使っています。

 



GarageBandを使って宅録
GarageBandを使って宅録

収録ソフトは GarageBand を使っています。

Mac の無料ソフトでとにかくシンプルで簡単です(パソコンが苦手な僕でもなんとかデモ収録ができちゃうくらい簡単です!)。

デモ収録で曲の雰囲気を確認するくらいなら一人でもできるのですが、やはり本収録となるとタイミングや音割れの確認をリアルタイムで誰かに手伝ってもらわないと1日で終われないので、姉に頼んでいます。

ちなみに最近は収録もちょっと慣れてきて、音源によっては部分的な「切り貼り」ができるようになってきました(姉が)。

ただこれもタイミングの合わせが難しく、結局全部やり直し〜、ということもよくあり、毎回苦戦しながらの収録です。




ここまでで音源が完成です!

音源収録の時、同時に動画も撮れていればベストなのですが、今書いたように収録はタイミング合わせが本当に難しく、短い曲でもやり直しばかりで毎回ヘトヘトです。なのでカメラにまで気を配れません(緊張してしまうし)。 ということで、完成した音源に合わせて各パートの動画を撮って、編集してもらい終了です。動画撮影は音を気にしなくていいので、早いと30分くらいで終わります。



ちなみに、多重録音を始めた頃にリサーチしたことですが、専用アプリを使うという方法があります。録音も撮影も全てスマホひとつで、音声と映像が同時に撮れるお手軽さはすごいです!(ここで多くの人は「アプリなんてなくても音声と映像同時なんてできて当然でしょ、多重録音なんて簡単でしょ」と思われるでしょう。が、やってみると分かりますがこれが大変に難しいのです!!)。

ただしこれらのアプリは有料の買い切りアプリだったり(数千円とか)、あるいは○分以上は有料だったり、あるいはメトロノームに合わせるような一定のテンポの曲しか対応していなかったり、とそれぞれで、いろいろ迷った末に結局は最も原始的な方法で収録することにしました。

 

次回は何を録音しようかな?

「この曲のチェロ多重録音が聴きたい」というご要望があれば、どうぞお知らせください。

編曲譜などの問題で、すぐにお応えできないことが多いとは思いますが、できるだけ皆さまに愛される曲をレパートリーに加えていきたいと考えています。



 
 
 

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