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夏は来ぬ チェロ四重奏多重録音

  • 執筆者の写真: megumatsu009
    megumatsu009
  • 5月12日
  • 読了時間: 2分

夏は来ぬ チェロ四重奏多重録音

チェロ四重奏多重録音8回目は「夏は来ぬ」(1896発表、佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲)です。 昔、祖母がたまに歌っていましたが、歌詞が難しくてホトトギスが登場するくらいしかわかっていませんでした。 5番まである歌詞はなんだか少し早口言葉?のようで、大人になってからカラオケすると楽しいです。 今回の編曲は母に頼みましたが、視聴者の方が演奏に合わせて歌いやすいように、合唱譜より低めの調性にしてもらいました。


歌詞は字幕で入れてありますが、下にもご紹介します。 1 卯の花の 匂う垣根に

時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて

忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ


2 五月雨(さみだれ)のそそぐ山田に

早乙女(さおとめ)が裳裾(もすそ)ぬらして

玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ


3 橘の薫る軒端(のきば)の

窓近く 蛍飛び交い

おこたり諫むる 夏は来ぬ


4 楝(おうち)散る 川べの宿の

  門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して

  夕月すずしき 夏は来ぬ


5 五月闇(さつきやみ) 蛍飛び交い

  水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて

  早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ ゆっくり読んでも、難しい歌詞ですね。とくに3番の「おこたり諫むる」は「怠けてはダメだ」の意味でしょうが、唐突な感じがしてよくわからないので調べてみたら、良い解説がありました。蛍が飛び交っているのを見ると、夜の勉学をおこたってはいけない、と気が引き締まる、ということらしいです。蛍の光で勉学に励み功を成したという中国の故事を思い出させる歌詞でした。 〈余談〉 手前の植物は譜面台を隠すために置いています。 今回は小さな蕾がつき始めた紫陽花(ベランダの鉢植え)です。 後で気づいたのですが、実は鉢植えにアリがたくさんいたようで、撮影後は部屋にアリがたくさん出現するようになってしまいました(笑)。

 
 
 

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